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廃棄物ケミカルリサイクル技術の確立へ!グリーンイノベーション基金事業 C-PhoeniX Process®実証設備の建設スタート
JFEエンジニアリング株式会社
J&T環境株式会社
JFEエンジニアリング株式会社(社長:福田 一美、本社:東京都千代田区)とJ&T環境株式会社(社長:長谷場 洋之、本社:神奈川県横浜市)は、廃棄物ケミカルリサイクル技術の小型実証設備の建設工事を開始するにあたり、2024年10月31日にJFEスチール株式会社東日本製鉄所(千葉県千葉市)の敷地内に立地するJ&T環境(株)千葉リサイクルセンター内の実証設備建設予定地において、起工式を執り行いました。
本設備は、今年2月に、NEDOグリーンイノベーション基金事業「廃棄物・資源循環分野におけるカーボンニュートラル実現」に採択された「ガス化改質と微生物を用いたエタノール製造による廃棄物ケミカルリサイクル技術の開発」※1の実証試験を行うため建設するものです。本実証は、廃棄物ケミカルリサイクル(Waste-to-Chemical)用途向けに最適化された新しい廃棄物ガス化技術、および精製合成ガスの製造技術を確立することを目的としています。C-PhoeniX Process®と名付けたこの技術※2は、廃棄物から水素(H2)と一酸化炭素(CO)が主成分の精製合成ガスを安定して製造し、そのガスをプラスチックやSAF※3の原料、水素源として利用するためのもので、廃棄物のケミカルリサイクルプロセスに不可欠な技術です。本技術の確立により、当社グループは廃棄物ケミカルリサイクルの実現に大きく寄与できると考えています。
本実証設備は、2025年度下期に運転を開始し、2026年度に実証試験を完了する予定です。本実証を通じ、当社グループは廃棄物処理分野のトップランナーとして、脱炭素社会を実現する革新的な新技術による廃棄物処理スキームを開発・確立し、2030年度までの社会実装を目指してまいります。
起工式全体風景
集合写真
(前列左から)
NEDOサーキュラーエコノミー部 部長 福永 茂和 様
環境省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課 課長補佐 山田 浩司 様
千葉市環境局 局長 宮本 寿正 様
(後列左から)
J&T環境株式会社 代表取締役社長 長谷場 洋之
JFEスチール株式会社 常務執行役員 東日本製鉄所 千葉地区副所長 高岡 隆司 様
JFEエンジニアリング株式会社 常務執行役員 薄木 徹也
清水建設株式会社 専務執行役員 齊藤 武文 様
※1:https://www.jfe-eng.co.jp/news/2024/20240215.html
※2:https://www.jfe-eng.co.jp/news/2024/20240207.html
※3:持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel)
■実証概要 | |
建設予定地 | JFEスチール(株)東日本製鉄所(千葉県千葉市) J&T環境(株)千葉リサイクルセンター敷地内 |
処理能力 | 20トン/日 |
期間 | 2024~2026年度 |